2014/03/27

作品紹介です

以前に展示でお世話になった東京のギャラリーVIGLOWAさんのオンラインショップにて、私の銅版画が紹介されています。

よかったら覗いてみて下さい。
http://www.viglowashop.jp/product/279

よろしくです。

2014/03/26

ファン

先日、近所の珈琲屋さんにお茶しにいったとき、お店の方に注文するときに次の展示のDMを置かせてもらう為に渡しました。普段はお会計のとき渡すのですが、何故かこのときは注文時に渡しました。

そしたら、ちょうど他のお客さんがお会計を済ませるとき、渡したばかりの私のDMを手に取って下さり、お店の方が「あちらにいるのが作家さんですよ。」と紹介してくれている声が聞こえ、お客さんが「高根さんですか?」と言う。知り合いか?と思い、レジを見るが、記憶にない。個展でたくさんの人々と会うから忘れちゃったのかな?と思ったら、お客さん「すいません。○○さん(共通の知り合い)づてで、高根さんの作品を知ったんです。それで、LAMAcoffeeでの展示に行きたかったのですが行けずにいました。高根さんの作品がすごく気になります!好きなんです。作品を見る前にご本人にお会いするとは!」と、半ば興奮気味。

こういう声を聞くと、とても嬉しいです。「あぁ〜、私の作品が一人歩きして宣伝して、ファンを作ってくれてんだなぁ〜。」と思いました。私の手から離れた作品たちによって、人を惹き付けている。私から一度離れた存在の作品たちだけど、私から生み出たものたち。何とも不思議な感覚に陥りました。

普段 作品を作るときは、孤独と葛藤もありのなかで作っているので「好きです!」と、面と言ってもらうと、とても嬉しくて報われた気持ちになります。成仏出来ると言うか。

ファンの存在はありがたいなぁ〜と思う一件でした。

注文時にDMを渡した私は、なにか勘が働いたのだろう。自分の成仏のため、新しい出会いのために。会計時にDMを渡していたら、この「好きです!」って言ってくれる方とも、交流を持つことはなかっただろうに。不思議、人とのご縁って。

しかもその方、次の日にもばったり近くで会いました。笑。縁がきっとあるんですね。

6年前の自分に会う

こんばんは。

ふと このブログの、昔のものを読んでみました。今まで昔の記事は恥ずかしくて読んだ事はなかったのですが、このブログを始めた頃の年の展示の記事を読んでみました。思った事。当時の自分なりに頑張っていたんだなってこと。今なら客観的に当時の事を見れますが、当時は無我夢中でやっておりました。

いまと言っている事が一緒な部分もあって、面白いなと感じた文章がありました。2008年の私の一文。

「自分の作品なのに、一歩離れた違う自分。だけど自分の作品たち。
他人の作品のようで、自分の中から出てきた作品。」

このなんとも言えないような一文。いまも何となくそう思っていますし、節々でも感じる事はあります。当時の頃より、感じ方は多少違っていても、根っこにはこういう感じがあります。







体調不良もいいもんだ

こんにちは。一昨日から喉が痛くて、鼻水がズビズビです。花粉症と、体が疲れて出た症状のようです。こう喉が痛くて、鼻水ズビズビだと、食べ物の匂いがわかりません。そして、今晩は耳が少し遠いです。

しかしこの状態は、いつもより考えるネジが緩んで、逆に楽です。考えだすと止まらなくなるので、考えるスピードが緩まり、いつもよりあまり余計な事を考えなくて済みます。そして耳が遠いのも、なんだか楽です。普段家に居ると外の車の音や、人の気配に過敏なので、それだけで疲れてしまいます。なのでいつもより耳が遠い分、それに気を揉まれなくてよいので楽です。友人で、集中すると耳にシャッターが下りて、全く何を言っても聞こえないという耳を持った人がいますが、とても羨ましいです。私もそう言う耳が欲しいです。

上記のような事を思うと体は、「あなた、神経がちょっと疲れてんじゃないの?ここらで少し休ませてあげるわ。」と言って、今この体調が悪いような状態になってるんじゃないかと思いました。そうは言っても、お酒は嗜んでいます。家に美味いお酒があるから仕方がありません。

そして間もなく4月。春になります。いままで冬の間にためた体の毒出しでもあるように思います。「冬の体を脱いでいく。」我が家にある草暦カレンダーの3月に書いてある言葉。好きな言葉です。

体の毒出し、もっともっとパワフルに出していきたいです。いや、ドカンっ!!もいいけど、じわじわもいいわよ。(←体さんに言っています。)





2014/03/20

お伊勢参りに行って来ました


こんにちは。お久しぶりです。
3月11日、12日に夫とお伊勢参りに行って来ました。行く一週間前くらいに急遽決定。結婚して一周年記念に、伊勢神宮へ。折しも3月11日に、伊勢神宮へいくとは思っていませんでした。何だか感慨深いです。


一日目。午前10時頃伊勢市へ着いて、宿探しを。歩いて雰囲気を見て、良さげな場所を見つけている最中、うちの玄関に貼ってあるのにそっくりなお札を発見。顔がうちのより、すこし女性的。うちのは神奈川県の深大寺のもの。水木しげるが大好きな深大寺。まさかそっくりさんをここでお見かけするとは!


かわいい狸のポンポコ看板。憎めないなぁ。ここのお店、ひな人形、五月人形と一緒にお面も売っていた。終始釘付け。



いざ神様に会いにゆく。お伊勢参りは、外宮(豊受大御神・とようけのおおみかみ)→内宮(天照大御神・あまてらすおおみかみ)の順でお参りするのが、昔からの習わし。神様好きな私は、アイドルに会いにゆくような気分で、うきうきわくわく。ガイドブックを読むと、すらすら神様の名前が入ってきて、どこにどの神様がお祭りされているかをインプットできてしまうから、興味があるってすごいなぁと思う。

まずは外宮へ。豊受大御神のいらっしゃる場所。彼女は天照大御神のご飯係。天女の羽衣伝説の天女だという説もあり。老夫婦に酒造りを教えて富をもたらすが、意地悪じいさんばあさんに追い出されて悲しんでいるところに、天照大御神から「わちきの食事係になってちょうだい!」と大抜擢!!人生何が起こるかわかりませんねぇ。


外宮境内。大木がわんさか立っていて、スケールがでかい。さすがだなぁと感動。大木に触ってみたり、抱きついてみたり、寄り添ってみたりした。懐深くて、包み込んでくれる優しい樹々でした。

そしていよいよ、正宮へ豊受大御神にご挨拶。「よく来たねぇ。」と言われた気がして、腹の底からぶわぁっ!と込み上げるものがあり、泣きそうになりました。去年、式年遷宮があったばかりなのでお社はぴっかぴかにふくふくしていました。右隣に古いお社がありましたが、茅葺き屋根はやせ細って、薄暗くてかなり年季が入っていました。この違いを見れたのも貴重でした。


外宮境内には、他に豊受大御神の荒御魂(あらみたま)をお祀りしている多賀宮と、土宮、風宮があります。風宮には私の好きな級長津彦命(しなつひこのみこと)もいて、静かにきゃーきゃー言っていました。


樹のてっぺんに天狗が居そう。


こちらは、外宮と内宮のちょうど中間あたりにある月讀宮(つきよみのみや)。薄暗い樹々を抜けた明るい場所に鎮座されていました。ここには月讀尊(つくよみのみこと)、月讀尊荒御魂、イザナギノ命、イザナミノ命も祀られた別宮。

月讀命も好きだし、有名人ばかりで、こりゃまた静かにきゃーきゃー。イザナミノ命のお社だけ薄暗くて、黄泉の国を司る神様だから、薄暗いんかなぁ〜なんて思ったり。




時間がまだあったので、内宮まで行ってみた。夕方。だいぶ日が延びたもんだ。西日の五十鈴川。宇治橋は、西日が優しくて暖かくて、ぼけ〜っと気持ちがよかった。ずっとここで佇んでいたいと思うほど。




のほほん宇治橋。


宇治橋渡って、神苑へ。開けた景色が心地よい。今日は内宮はここまで。また明日来るよ〜!と言って引き返す。


二日目朝。早朝参拝したいので(と言っても既に8時頃)、伊勢市駅でタクシーに乗り込み、内宮へと頼む。このタクシーの運転手がまたキャラが濃かった!「内宮に行かれる前に、正式参拝として夫婦岩に行って禊をするのがオススメですよ。」おう、ちょうど行きたいところのひとつだったから、行こうじゃないの。空気の澄んだ朝、運良く人気が無い。伊勢に来て、初めて海が見れた。やはり湘南の海とは雰囲気が違う。


もっちゃりしたカエル達も、お出迎え。


なんだか江ノ島に似た雰囲気。天照大御神がお隠れになったという岩戸のひとつとな。去年の夏に行った高千穂でも、岩戸があった。気になる真相。


朝陽。


タクシーの運ちゃん、芸能通、観光案内好き、スピリチュアル。何足ものわらじを履いておられる方でした。安土城のアミューズメントパーク安土桃山文化村で、忍者をしていて手裏剣を投げるのが上手だったり、福山さん(恐らく福山雅治)と一緒にご飯を食べる仲だとか、この前エグザイルの何とかっていうグループ(きっと今が旬の人々)の、案内をしただとか、芸能人には無頓着な私らは、へぇ〜はぁ〜と生返事。一番のトドメが「私、ダクションに入っていますから....あぁ、プロダクションのことですがねぇ。」とドヤ顔。まだこんな人が居たのかっ!!!と天然記念物にでも会った驚きと新鮮さ!世界はまだ広い。


運転手さん、イロイロありがとう。無事内宮到着。朝の宇治橋。やはりここは心地よい。


神域へ。


古くからの習わしに則って、五十鈴川で心身ともにお清め。


すごく澄んでいてきれいな水でした。


神様が居そう。


鶏が居た。

内宮は外宮より樹々が深くて、一層神々しくて、空気がかなり澄んでいました。お手入れも入念に行き届いていて、境内のあちこちにレレレのおじさんみたいな人々が、せっせと綺麗にしていました。内宮でお参りしたときは、後ろから団体がどやどやきて集中できなかったわぁ〜。ツアー客がとても苦手で、でもたくさんいて、この集団嫌いが気にならなくなったら、どんなに楽かとしみじみ思いました。「人間は神様の分け御霊で、大本は一緒だから、覚醒すると好きも嫌いも無いらしいよ。はやくそういう境地にいって楽になりたいよ。」とつらつら夫に話すも、夫チンプンカンプン。そう、しみじみそんなことを思ったのだった。文章に起こすと、自分の思いが、よりわかりやすくなりますな。

そして内宮には、私の大好きな木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)もお祀りされています。富士山の神様。普段は穏やかな美女、しかし夫のニニギノ命にあらぬ疑いをかけられて怒った彼女は、わざわざ母屋に火を放ち無事に子供を産むという激しい一面も。そんな面もひっくるめて、大好き。お社は、父の大山津見神(おおやまつみのかみ)の社の横にちんまりとありました。ここが好きなのねぇ。


お参りも終わり、内宮横のおはらい町へ。お化け屋敷の看板にしか見えない岩戸屋。年季が入っています。ここに赤福本店があり、できたての赤福を頂きました。柔らかくてふんわりしていて美味いのなんの!幸せ〜。伊勢うどんも食べてみた。老舗が軒並み休みだったので、簡単い食べられるところの伊勢うどんを食べた。もっちりぶよぶよの水っぽいうどんだった。老舗で今度は食べたいなぁ〜。


ある喫茶店。最後にお茶をして、名残惜しく伊勢をあとに。ぐっばい伊勢市。また来るよ〜。

あ、写真をすっかり撮り忘れたけど、外宮の近くの月夜見宮は、開けて明るく人もほとんど来なくて、鳥が ご機嫌にぴーちくぱーちく鳴きまくっていて、とても居心地の良い場所でした。なんだかとても好きな場所で、この旅で一番落ち着ける気に入った場所だったな。やさしく包まれているというか。

今度はもう少し暖かくなってから、行きたいなぁ〜。神宮会館に泊まって、今度こそ早朝参拝をしたいな。

2014/03/03

3月の消しゴムはんこ教室 案内


こんにちは。気付けばもう3月ですね。

いよいよ待ちに待った春到来ですね!そして今日は桃の節句、ひな祭り。嬉しいです、春のイベント。そして3月のはんこ教室のご案内です。新しいスタートに向けて、ポンポンわくわく、楽しいオリジナルハンコを作ってみませんか?

教室では、彫刻刀の使い方、ハンコ作りの過程を、実演しながらわかりやすく説明します。ですので初心者の方もご安心を。「絵心無いわぁ」という方も、安心して下さい。春のモチーフの図案等(タカネオリジナル)も、ご用意致します。

使い慣れた彫刻刀、老眼鏡をお持ちの方は、ぜひ持ってきて下さい。

教室をやる場所は、いつもお世話になっている茅ヶ崎のkalokalohouseさんです。去年末からオープンしたカフェで行います。そこは、自然光がたっぷり入ってくる、明るく落ち着く雰囲気のステキな空間です。そんなステキな空間で、楽しいひとときを過ごしませんか?気分転換に、自分へのご褒美、もの作りが好きな方などなど、ぜひお待ちしております。

作ったハンコは、インクパッドでポンポン押します。布用のインクパッドも市販で売っているので、布に押すことも出来ます。そして、布用のインクパッドは、皮や木にも押せるのです。知っていましたか?そうすると、更に一層、使い道が広がりますね。例えばこれからは新学期の季節、お子さまのエプロン、ナフキン、給食袋、上履き袋、エコバックなどなど。皮の小物入れ、お財布(これは失敗したくないので、押すときにかなり緊張しますが...。)などにも。アイデアでいろんなものに押せます。お手紙に押したり、無地の紙にたくさん押せば包装紙にもなりますよ。


•日時 
3月7日(金)14:30-16:30
3月9日(日)10:30-12:30
•参加費 ¥2500(材料費込み・お茶付き)
•作るハンコサイズ 7.5×10cm
•定員 各回6名(定員になり次第締め切り)
•対象 小学校高学年以上
•場所 kalokalohouse cafe 茅ヶ崎市中海岸2-4-31(茅ヶ崎駅南口より徒歩約15分)
•お申し込み 店頭もしくは、電話、メールにてお申し込み下さい。
tel  0467-58-8331
mail  info@kalokalohouse.net(連絡先を明記してください)
•講師 高根友香(タカネユカ) 女子美術大学版画コース卒業。茅ヶ崎在住。


皆さまのお越しを、お待ちしております。よろしくお願い致します。